売却のプロセス

 販売価格を決める

物件周辺の類似物件の市場相場、市場動向、築年数、管理状態、眺望、売り手側の「売りたい価格」、売り手側の条件等、様々な要素を考慮したうえで、バランスのとれた適正価格を提示します。

 リスティング開始

売値決定後、市場に売り出しを開始します。不動産業者専門情報ネットワーク(MLS)をはじめ、情報誌、パンフレット、インターネット(掲示板掲載・ソーシャルメディアへの広告、ポスティング)、と様々な媒体を使って物件の紹介をいたします。また、特定の案内日を設けてオープンハウスを実施します。来訪する方々にとっては立地の環境や実際の居室を見学することで、「住むことを体感できる」またとない機会ですし、売り手にとってもスピーディーに購入希望顧客を発見する有力な手法です。

 オファー(購入申し込み)を受ける

買い手側から「この不動産を購入したい」というオファーを受け取ります。希望購入価格・希望登記日(決済日)・付属品の有無、そして買い手側の住宅ローンの内容、物件審査(オファー提出後に行われます)、売り手側の契約している住宅保険内容などを含んだ条件付きのオファーでなることが一般的です。

 条件付きオファーから無条件オファーへ

売り手側が買い手からの条件付きオファーに合意した場合、条件をつけた側(買い手)は一定期間内(通常約1週間)にその条件をクリアしていかなければなりません。上記の例を条件にあげた場合、住宅ローンの本承認証明書の取得、専門家であるホームインスペクターによって行われる物件調査(室内の環境、家全体のコンディション、水漏れ、電化製品など、建物そのものに対する調査)、住宅保険会社への問い合わせ、が挙げられます。条件をクリア後、売り手側が無条件オファーに合意した時点で、正式な本契約となります。

 保証金の受け取り

本契約が成立後、買い手側は買い手側不動産会社に保証金を支払います。決済日まで、不動産会社によって保管されます。