売却前のチェックポイント

大切なご自宅や土地をスムーズに最高の条件で売却するためには事前の準備が必要となります。以下の4点が売却するための成功ポイントです。

 整理整頓

オープンハウスで与える印象は購入意欲を大きく左右します。少しでもよい印象を持たれることが、家の売却には近道になります。もし、家具の配置等を変えるのであれば買い手が「住みたい!」と思うイメージづくりを心がけましょう。不要物は処分するか、ガレージへ一時的に移動をし、少しでも減らしておくことで、ものでごった返した家よりも好印象を与えることができるはずです。また外観は家の第一印象となります。外観がこぎれいであれば買い手にいい印象を与えることができます。

 小規模な修繕

築年数が経つにつれて、物件のあちこちに不都合が出てきます。購入希望者にいい印象を与えるためにも、見た目を良くするための小規模な修繕(壁のシミがある部分を張り替えるなど)は行いましょう。小さい修繕をすることで、査定が上がり、費用も回収しやすく、買い手もつきやすくなります。しかし、無理をして大規模な修繕をするのは避けたほうがいいでしょう。修繕費用を回収することが難しくなりますし、またなかなか万人の好むテイストをみつけるのは難しいものです。

 修繕時のドキュメントやレシートを整理する

過去に行った修繕や大規模なリノベーション、アップデートしたアイテムなどの書類やレシートは整理しておきましょう。買い手側から家の詳細情報開示を求められたときに、スムーズに交渉を行いことができます。

 ホームステージング

「ホームステージング」とは、アメリカで1970年代に生まれた不動産売却サポートのサービスで、売り出される物件に、間取りやインテリアに合わせた家具や小物類を入れて、“演出”することです。売り手が居住中の物件でも、既存の家具を運び出して一時保管し、室内を片付けることで同様の演出をすることが可能です。依頼人の好みや個性に合わせて内装を変えるインテリアコーディネートとは違い、ホームステージングは、その物件の市場ニーズを意識しながら「購入ターゲット」を想定したコーディネートを行います。売り手の「個性」や「生活感」は消し去り、買い手に物件の本来の魅力を最大限に伝えることを目的としたサービスです。